「幻夜」 東野圭吾
久しぶりに感想など。
予備知識なしで読んだ「幻夜」。ページをめくる手が止まらないぐいぐいと引っ張っていくようなスピード感はすごいと思いましたが、正直あまり面白くなかった。
いつもの東野圭吾節。
「手紙」や「百夜行」と同じ雰囲気、同じテイスト。後者に至っては「百夜行」の焼き直しかと思ったくらいなのですが、それもそのはずどうやら「幻夜」は「百夜行」の続編(内容は全然別ですが)らしいです。
みなさん「幻夜」を読む前に「百夜行」を再読することを薦められてるんですよね。……ちぇ、もう1回読んどくべきだったか?(笑)←細かい部分までは覚えてない
なぜ似たようなものを書く必要があるんでしょう。白夜~で書ききれなかった部分に「幻夜」でリトライしたかったんでしょうか。(それが成功したようには思えませんが)
とりあえずわたしにとってはこの2冊まったく同じ印象。ラストがすっきりせず消化不良なのもまったく同じ。核である美冬視点での描写がないこともあるけれど、美冬がどういう女なのか全然伝わってこない。美や成功というものに対する執着の理由もわからないので美しい女、恐ろしい女、なんて周りの男たちにいくら言わせてもまるで美冬のキャラクターがつかめない。(読解力が足りないのかしら…)
結局なんだったんだと白けてしまった。うーん、雅也が哀れだ…。
いつもこう今一歩、という感じがします。だからいつも賞に届かないんじゃないかなあ。なんて偉そうなことを言ってみたり。
好みが分かれる作家さんかもしれませんね。
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by s-minazuki | 2004-07-06 06:35 | review
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